トロッコ王国(旧美幸線廃線跡)
<<
作成日時 : 2005/07/16 11:28
>>
ブログ気持玉 0 /
トラックバック 1 /
コメント 2

日本一の赤字ローカル線と言われた美幸線。廃線になって久しいこの線路を、復活させようとする動きがあると知ったのは、釧網線の無人駅の壁に貼られた新聞記事を見つけた時でした。
もちろん、本物の鉄道が復活するわけではなく、トロッコを走らせるということでしたが、それでも充分ワクワクさせるニュースでした。
その後、美幸線の終点である仁宇布に行ってみましたが、線路は草に覆われたまま、場所によってはレールが途切れている場所もあり、トロッコといえども走らせるのは難しいという印象を受けました。
すでにその記事が書かれてからしばらくたっており、計画は頓挫してしまったのだろうか、とさえ思いました。
けれども数ヶ月後、北海道新聞のホームページに、美幸線廃線跡にトロッコを走らせるという記事があるのを、偶然見つけることができました。
*****
トロッコ王国のトロッコは、基本はエンジンつきの軌道自転車。ノロッコ号の客車のようなものを想像していたので、あまりの素朴さに驚きました。
一度は乗ってみたいと思っていた軌道自転車、紐をひいて自分でエンジンをかけたり、方向転換のためにジャッキアップしたり。「乗せてもらう」のではなく、自分たちで走らせるのが、とても新鮮でした。
残雪を見ながら走り、フキノトウや水芭蕉の群生を楽しむ春、生い茂った草や木をかきわけるような感じで進む夏。
時にはエンジンを切って、鳥や虫の声、川の流れる音を聞いたりもして。往復の約10キロは、ちょっとした冒険気分でした。
*****
その後、「トロッコ王国」が新聞や雑誌、テレビなどで注目されてきてからは、だんだん雰囲気が変わってきました。
駅舎ができ、トロッコも増えて一台あたりの乗車定員も増え、「お客さん」として乗るだけになり、待ち時間も数時間。旗が立ち、みやげ物が売られ、大手旅行会社の団体がバスで到着。
勝手な話ではありますが、「お気に入りの場所」は変わらないでほしい、知る人ぞ知る場所であってほしい、という気がします。変わってしまったトロッコ王国がつまらなく思えて、毎年のように近くを通りながらも、トロッコには乗っていませんでした。
*****
さて今年、珍しく空いているようだったので、久しぶりに乗ってみることにしました。夏休み前だからか、去年の混雑が嘘のようです。自分たちで運転できて、乗るトロッコの種類も選べます。
もちろん、軌道自転車にエンジンをつけただけのシンプルなものを選択。風を感じるのが楽しいので、風よけは不要です。
チビは背中におんぶ。エンジンの音も、激しい振動も、おんぶなら安心していられそうなので。
走り始めは少し驚いて背中にしがみついていたチビも、慣れてくると肩越しに身を乗り出してくるように。強い風を正面から浴びながら、まわりじゅうを見逃すまいと真剣な顔をしていました。
ポイントでは大きく揺れること、鉄橋を通る時には音がかわること、きっと忘れてしまうだろうけど、充分に味わったと思います。
降りてからしばらく、「黄色いトロッコ、のったねー」とつぶやいていました。
|
ブログ気持玉
クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
トラックバック(1件)
| タイトル (本文) |
ブログ名/日時 |
寝台特急/無人駅/汽車の旅
旅は移動するときから始まる。スローな旅はやはり電車か船がいい。少ない休暇だから飛行機でという生活だったら、その生活はちょっとおかしいかも。 でも旅のほとんどを移動時間に当てるってのも、とてもスローな発想。その移動中なにをするか、なにを考えるのか、誰に出会うのか、、、。何もしらないで乗り込んでみよう。 ▼スローライフに移行する知恵と情報を5分のブログサーフ▼ ■旅に出たい… ( blog : 彗星日記 より) 〆トワイライトエクスプレスっていう豪華寝台特急だそうです。ホテルごと走っていくような感じ...
...続きを見る
|
スローライフに移行する先人の知恵と秘密 2005/07/19 07:00 |